2026年1月30日発売の雑誌『BUBKA(ブブカ)』3月号にて、ライムスター宇多丸さんの人気連載コラム「マブ論」の2025年間ベストが発表されました。
結果はなんと、シングル部門・アルバム部門のダブル1位がPerfume!
シングルは「ネビュラロマンス」、アルバムは『ネビュラロマンス 後篇』がそれぞれ堂々の首位に輝きました。
- シングル部門 No.1:「ネビュラロマンス」
- アルバム部門 No.1:『ネビュラロマンス後篇』
この記事では、その内容と評価のポイントについて、詳しく記録していきます。
「マブ論」とはどんな連載?
「マブ論」は、ヒップホップグループ・ライムスターのMC、宇多丸さんが2000年から四半世紀近く続けている音楽時評コラムです。
雑誌『BUBKA(ブブカ)』に毎号掲載され、アイドルソングや「アイドル的楽曲」を中心に、その魅力・時代性・文化的意義を鋭く論じています。
タイトルはつんく♂の著書『LOVE論』をもじったもので、まさに宇多丸による「アイドルソング論・ラブソング論」です。
Perfumeをはじめ、後に大きくブレイクするグループをかなり早い段階から評価してきた場としても知られており、00年代以降のアイドルポップ再評価に大きな影響を与えてきた連載として知られています。
また、TBSラジオ『アフター6ジャンクション2』などでは連載と連動した企画「聴くマブ論」も組まれており、誌面で取り上げた楽曲を実際に流しながらトークする”音声版”として、紙とラジオの両輪で展開されています。
なお、2025年度マブ論ベスト30については、2026年1月27日放送の「聴くマブ論」でも宇多丸さん本人が語っており、ポッドキャストで配信中です。誌面を読む前後に耳で楽しむのもおすすめです。
書籍『マブ論 CLASSICS』──Perfumeブレイクと同期した”平成アイドル史の証言録”
「マブ論」の連載は、2008年7月に単行本『ライムスター宇多丸の「マブ論 CLASSICS」 アイドルソング時評 2000〜2008』(白夜書房)として書籍化されています。
ハロプロ黄金期からアイドル”氷河期”を経て、Perfumeが「閉ざされた市場に風穴を空ける新世代アイドル」として大ブレイクするまでの8年間を収録した全335ページ。約70組・130曲を5段階で評価しており、平成アイドル史を俯瞰できる資料的価値も高い一冊です。
この単行本の刊行が2008年であることは意味深いタイミングです。
Perfumeが「ポリリズム」でメジャー&オリコン上位に食い込み、一般層へのブレイクを果たしたのがまさに2007〜2008年。連載がリアルタイムで「新たなる希望」としてPerfumeを追いかけ続けてきた8年間の記録が、彼女たちのブレイクと同じタイミングで書物として結実したのです。
その後2017年には光文社知恵の森文庫から文庫版も刊行。
秋元康氏・吉田豪氏との特別対談などを加えた増補版として刊行されました。
文庫版はやや入手困難ですが、単行本は現在も入手可能です。
「マブ論」をより深く知りたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
2025年間ベスト30 ── シングル・アルバムともにPerfumeが1位!
今号で発表された「2025年度マブ論ベスト30」のシングル部門では、Perfumeの「ネビュラロマンス」が見事1位を獲得。アルバム部門でも、同じくPerfumeの『ネビュラロマンス 後篇』が1位に輝き、シングル・アルバムのダブル受賞という快挙となりました。
▼ 2025年度マブ論ベスト30(上位抜粋)
- Perfume「ネビュラロマンス」
- PiKi「Kawaii Kaiwai」
- 原宿眠眠「2Time Klaxon」
- 東京女子流「夏の密度」
- usabeni「CITY GIRL VELOCITY」
- 寺嶋由芙「Bad girls go everywhere」
- FRUITS ZIPPER「さん」
- lyrical school「朝の光」
- 文坂なの「LOVEさりげなく」
- AMEFURASSHI「Don’t stop the music」
▼ アルバムベスト
1.Perfume『ネビュラロマンス 後篇』
1.東京女子流『東京女子流』
※以下、順不同
usabeni『Because my Idol』
Nao☆『オブザーバーバトル』
MAINAMIND『AINOWA』
PROTOCOLLON『GIRLS HOUSE NATION』
彼女のサーブ&レシーブ『気楽にいこうぜ!』
ぶっ恋呂百花「幽霊のように」
文坂なの『Lost & Found Vol.1』
AO「S.E.A.」
アンジュルム「Keep Your Smile!」
宇多丸が見た「ネビュラロマンス」の何がすごかったのか
コラム本文によれば、宇多丸さんはPerfumeを「当連載における永久欠番的存在」と表現。
「聴くマブ論」ではシングル「ネビュラロマンス」について「歌唱といい、歌詞といい、トラックといい言う事無し」「この先、コレ超える曲出るのかな?」と大絶賛しています。
アルバム『ネビュラロマンス 後篇』についても「超弩級の最高傑作」と評していて、Perfume愛を全開に語っていました。
2025年のPerfumeは「ネビュラロマンス」のリリース、全国アリーナツアー、さらに東京ドーム2daysと、まさに集大成の1年でした。コールドスリープ(活動休止)前の最後の輝きが、四半世紀続く「マブ論」の年間ベストでも最高評価として刻まれました。
まとめ
ライムスター宇多丸「マブ論」は、Perfumeがブレイクする前から評価し続けてきた歴史ある連載です。2008年の単行本化がそのブレイクと同期し、2025年の集大成の年をシングル・アルバムのダブル1位で締めくくった──その一本の線を辿ると、宇多丸さんとPerfumeの歩みがいかに深く交差してきたかが改めて伝わってきます。
2025年度ベストを語った「聴くマブ論」(2026年1月27日放送回)はポッドキャストで配信中。誌面と合わせてぜひ。
気になる方は、ぜひ『BUBKA』2026年3月号(2026年1月30日発売)も手にとってみてください。
それでは✋️
※本記事は誌面の内容をもとに筆者が執筆したものです。誌面の転載・無断引用はご遠慮ください。
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